小規模事業の創設と運営支援（ダガタン＆バレテ家族農業学校等｜フィリピン）

地域の状況・ニーズ

フィリピンのバタンガス州及びタナウアン州は、マニラの南に位置し、都市部で就労する半数の人以外は、農業漁業で生計をたてる人々です。貧困世帯は、小作農家であったり、装備の近代化に遅れた漁民であったりします。貧困世帯の児童が家計を支えるため、学校を途中であきらめることが多く、教育がないために、実入りの高い仕事ができず、貧困から抜け出すことができないという罠にかかっています。

プロジェクトの概要

貧しい、農村部、漁村部の14〜16歳を対象として運営されている家族農業学校を拠点として、周辺住民に対し、蜂蜜、ニシンの油着け、養豚、養鶏、養牛等を指導し、家計の足しにする支援を行いました。さらに、現地に本社をもつ企業の財団が、工場周辺部のコミュニティ住民に対して、手工芸品、革製品等の所得向上事業の指導と育成を行いました。